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業務用脱毛器 ヴィクトリア

業務用脱毛器 ヴィクトリア
業務用脱毛器 ヴィクトリア
国産美容機器の未来を創造する

グローバルサイエンス株式会社

日本の美容分野におけるリーディングカンパニーとして、エステティックサロンなどに向けて最先端の美容機器や美容製品を提供するグローバルサイエンス株式会社。サロン経営者向けの専門情報誌が主催する美容機器のアワードでは、自社開発の高性能脱毛機「RIOXY(リオキシー)」や、その後継機種である「VICTORIA(ヴィクトリア)」が、9年連続15回のアワードを獲得。今や全国のサロンやクリニックに広まり、その高い効果が多くのユーザーに実感されている。それらの機器の生みの親が、同社の創業者である笠原征夫氏だ。
エステティックサロンに 革新をもたらした脱毛機
笠原氏は製薬会社や化粧品会社などでの勤務を経て、33歳の若さで化粧品のOEM会社を設立。エステ業界の急成長を背景に売上を伸ばした。その後、美容機器の潜在的需要に注目し、海外の美容機器の輸入販売をスタートさせた。
業務用脱毛器 ヴィクトリア

「RIOXY」の潮流から生まれた「VICTORIA」について話す、グローバルサイエンス株式会社の笠原征夫氏。

1980年代初頭は日本人の美容意識がまだそれほど高くなく、日本では脱毛などもあまり行われていなかった。

「美容製品の先進国で行われる展示会などに足を運び、最先端の機器を日本の人たちに紹介しようと思ったのです。当時は海外の展示会に参加する日本人も私くらいでしたし、熱意をもって交渉することで、世界的な美容機器メーカーからの信頼も得ることができました」

さらにその後は、国産美容機器の自社開発にも挑戦。海外製品の輸入販売でも順調に売上を伸ばしていた同社が、自社開発に踏み切った背景には、「国内はもとより、世界の美容関係者に、日本の高い技術力を活かした美容機器が待ち望まれている状況がありました」と、笠原氏は話す。
「自動車から精密機器まで、世界の多くの人たちが日本のモノづくりの技術力の高さを知っていますし、実際に日本には各分野で素晴らしい技術があります。しかし、当時は日本の美容業界自体がまだ新しく、美容業界に興味をもってくれる優秀な技術者たちを集めるところから始める必要がありました。手探り状態でしたが、日本の美容機器産業の未来を創造するためにも、世界の人々が期待する以上の製品を開発したい。そうした強い思いをもって、美容機器の開発に取り組んだのです」

以降は、ホームケア用の美顔器から美容痩身機、業務用脱毛機など、さまざまな製品を開発。とりわけ大ヒット製品となったのが「RIOXY」だ。今やレーザー脱毛の常識となっている連写式照射をいち早く採用するなど、日本の美容分野に革新をもたらす製品開発を行ってきた。
「高品質」を担保する 科学的なアプローチ
笠原氏がグローバルサイエンスという社名に込めたのは、「常にエビデンスを重視し、科学的な根拠に基づいた製品を提供したい」という思いだ。
業務用脱毛器 ヴィクトリア

9年連続15回のアワードを獲得した『VICTORIA』。


本来、医療機器ではない美容機器に厳密な科学的エビデンスが強く求められることはない。しかし笠原氏は、数多くの医師の監修を受け、科学的な裏付けのもとにデータを数値化して開示することで、製品の信頼性を担保している。たとえば脱毛機では、効果はもちろん、人が感じる痛みなども特殊な技術で数値化し、施術時の痛みの少ない製品開発を実現。さらに、海外の論文などで発表される新たな技術やエビデンスなど、日々最新の情報を収集しながら研究開発力を磨くことで、国産美容機器の専業メーカーとして確固たる地位を築き上げてきた。
また、そうした研究開発や技術研鑽を背景とする製品力だけでなく、日々のメンテナンスなどのアフターフォローの充実も、同社が多くのエステサロンやクリニックから厚い信頼を寄せられる理由だ。

「最近では中国や韓国の安価な美容製品も続々と日本に入ってきています。“安かろう悪かろう”という製品も業界では多く見られますが、当社では “高品質高価格帯”の製品に強いこだわりをもっています。だからこそ、製品の効果や安全性を打ち出していくことに加え、機器のメンテナンスやアフターフォローなどに迅速に対応することが重要だと考えています」

同社は東京、大阪、九州の各拠点に、営業だけでなくメンテナンス部門を設置し、専任技術者が常駐。機器のメンテナンスをはじめ、導入後にユーザーが抱えるあらゆる困りごとに、迅速に対応できる体制を整えている。
「RIOXY」は、最新の冷却機能を搭載することで待ち時間なく使うことができるうえ、全身の施術を約30分で完了できる。その性能をバージョンアップさせた「VICTORIA」では、施術時間のさらなる短縮を実現。それでも満足することはなく、機器の改良や新たな製品の開発に力を尽くす笠原氏は、「美容機器の分野では、サロンやエンドユーザーのニーズを汲み取り、最先端の技術を取り入れた製品を早いサイクルで開発していくことが重要です」と語る。

常にアンテナを張り、美容業界に革新をもたらすような新しい技術を探すことが、私の趣味のようなもの。とはいえ今後は、日本の美容業界の未来のためにも、美容機器の技術者の育成が急務になります。企業としては、きちんと効果のある製品を世に出すことで社会に貢献し、同時に美容の世界を好きになってくれる優秀な技術者を育てたい。また、美容と医療のコラボレーションの実現や、女性の研究者や技術者、医師がリーダーシップを取る、“女性による女性のための美容機器開発”も目指したいと考えています」

世界が注目する、メイドインジャパンの業務用美容機器。そこには、ユーザーと業界の未来を真摯に考える笠原氏の思いが詰まっている。
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INTERVIEW
笠原征夫
INTERVIEW
グローバルサイエンス株式会社 会長 笠原征夫
1944年、東京都生まれ。中央大学卒業後、電通入社。その後、製薬会社、化粧品会社での勤務を経て33歳で化粧品のOEM会社を設立。その後エステサロンでの美容機器の潜在的需要に着目し、美容機器の開発製造に着手する。 現在は医療機器の開発も開始、先端の美容医療を目指している。
https://www.globalscience.jp/

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。


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