#Episode
ダイエットプログラム
肥満のない世の中を目指して
特定非営利活動法人日本痩身医学協会
自らの手技や鍼灸の力で人々の体の痛みや不調を改善する施術家として、業界で高い評価を受けていた小林氏。痩身や生活習慣病の予防に目を向けたのは、「整骨院に通ってくれる患者さんをより健康にしてあげたい」という想いからだった。
東洋医学的なアプローチの ダイエットプログラム
その後は、効果を体感した人々の口コミでさらに評判が高まり、現在までに約1700 名の会員が誕生。各地で活動するサロンオーナーたちが中心となって、体型や健康の悩みを抱える人々に向けて、小林氏が開発したプログラムを広めている。
さらに近年では、会員から寄せられたデータをエビデンスとして確立するため、同プログラムの理論に賛同する医師の協力のもと、日本や海外の肥満学会などでの発表や、海外医療雑誌への論文発表などにも注力している。小林氏が目指すのは、西洋医学と東洋医学がもつ双方の強みを組み合わせ、人々に最善の選択肢を提供する「医療連携」の形だ。
西洋医学と東洋医学の 強みを活かした医療連携
そう話す崇記氏は現在、大阪市内の病院の救急集中治療科で経験を積んでおり、今後は2024年内を目処にクリニックの開業を目指すという。
「体の痛みなどについては、父の整骨院とも連携しながら、内科的な疾患と外科的な疾患の双方に対応できるクリニックの開業を目指しています。私自身、父が開発したプログラムを実践してダイエットに成功するだけでなく、さまざまな不調の改善につなげられた方をたくさん見てきました。私が学んだ西洋医学に加えて東洋医学の知見も取り入れ、日々摂取する栄養素や食習慣などを見直し、体質を変えていくアプローチを取りたい。そうすることで、病気や怪我の治療だけでなく、生活習慣病などの予防や改善につなげられるような医療が提供できるのではないかと考えています」
日本や世界の人々が、健康で豊かに暮らせる社会への貢献を目指してーー。同じ未来を見据えた親子の取り組みに、多くの期待が寄せられている。
#Episodeダイエットプログラム
INTERVIEW
INTERVIEW
特定非営利活動法人日本痩身医学協会 会長 小林英健
1958年生まれ、大阪府出身。関西大学を卒業後、銀行員を経て整骨院で働きながら柔道整復師の資格を取得。85年に小林整骨院を開業し、グループ化。近畿医療専門学校理事長として、後進の育成にも力を入れる。
https://soushin-igaku.org/
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